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矛盾とは 2024/07/21
矛盾
その昔、どっか中国のほうで
どんなものでも貫くことのできる最強の矛(槍のようなもの)がありました
一方、どんな矛でも貫くことができない最硬の盾がありました
問題
ではこの矛でその盾を攻撃したらどうなるでしょうか?
もし盾が貫かれてしまうのなら矛でも貫くことができない最硬の盾」というのは間違えであり
もし矛で貫くことができなかったのなら「どんなものでも貫くことのできる最強の矛」は間違いとなる
よって上記の話の説明にはつじつまが合わないためそのような問題に対して「矛盾」という言葉が以後使われるようになった
ここからが本題
やがて時がたち・・・
あの人は筋が通っている、ブレてない、
あの人の行動で矛盾していることはない
という誉め言葉が流行し
「矛盾することは悪である」という概念がこの世界を支配した
そして人々は自身の発言や行動が矛盾することを極力避けるために
本来したい行動、すべき行動を見失って
ただただ過去の自分の発言に辻褄を合わせることだけに囚われ、本質を見失った行動を取り
そんな自分に「セフセフ」と満足する
それはつまり
過去の自分から変化することを拒み、自身の成長を邪魔することになる
周囲から矛盾していると思われることを恐れることなく、思った通りに進め
その時にそう思ったことをするんだ
それが現在の答えであり過去の自分に囚われてはいけない
そしてここからが一番の課題
自身に対しては矛盾の謎を解き、それを自身に解説できるように落としこむ
この最強の矛は貫けぬほどの硬度を持つ金属が目の前に現れたとき、主人公オカルトパワーによってそれを溶かす温度の熱線を発することができ、
それによって攻撃を通す
この最強の盾は、盾の形を保っている限りは何物にも貫くことはできないが、溶けてしまった場合などはその限りではない
なぜなら盾として人工的に成形されている時点で世界の誰かがこの金属を溶かし、この形に整えたという過去があるのだから
だが盾として形を保っている間は確かに何物にも貫くことはできない
よって最強の矛は存在し、最強の盾も存在する
このように自分の中で納得がいくようにしておく
それだけで問題ない
過去の自分に囚われることなく大いに矛盾して
周囲にはどう思われててもいい
そんな人たちはどっちみち今後関わることがない人間たちなのだ
人間はいくらでもいる
いつまでも成長し続けろ