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勉強は簡単なのに仕事が難しい理由 2022/11/13

営業職。チャットレディもそうだしキャバクラもそう、不動産屋も車屋さんも証券マンも営業職。
この営業職の悲しい法則がある。
実をいうと殆ど後から順位が変わったりすることは無い。あとから大逆転みたいな事例がよくあるお勉強とは全然違った悲しい世界なのだ。
最初からデキるやつはデキるしデキないやつはずっとそのまんまそして辞めていく。
「センス」がモノをいう。これはこの世界で数百年以上続く大法則なのだ。
まるで努力は意味がない、みたいな元も子もないことを書いてしまったが、そうではない。
低確率でデキない営業がデキる営業に変わっていくケースがあるからそこについて言及したくこれだけの前置きが必要だった。
では本題。センスを後から身に着ける方法が2つあります、と。
一つは死にかけるほどの大手術を受ける事。 具体的に言えば教育というオブラートに包んだ罵詈雑言教育。人格否定も恐れず否定否定改善改善。まるで出家。
この教育を素直に受け止めるだけのプライドの低さと素直さがあれば根っこから考え方や思考が変化する事が稀にあってスーパー進化できるケース。
大事な人が亡くなった、等死ぬほど悲しい出来事があってそれによってガラっと人が変わる、なんてケースも本当に稀だけど同様の大手術と言えよう。
さてこの方法は現実的ではない。 死ぬか生きるかの話だからだ。 そんなリスク背負うくらいなら適当に飯食って仕事して寝て、人生を安全に終えた方が良いという考えもあるだろうから。
もう一つの方法は実は現実的で、僕たちの界隈で割とよく起きている現象のはずだ。
それは、、、とにかく見本となる上司と時間を共有しまくる事。
上司からわざわざレクチャーや説教を受けずとも、普段の何気ない会話からこの上司はこういう事が起きるとこういう風に感じるんだ、なるほど。
この上司は失敗しても「ま、いっか」なんて気楽に流して淡々と動き続けるんだ。なるほど。
とにかく一緒に居る時間が長ければ長いほどその人の思考癖が伝染していくということ。
あれこれ難しいことを考えずともだらだらと一緒に過ごしていればいいだけ。乱暴な言い方すればそういうことだ。

その証拠に1つ面白い事例を。
先日僕は高校時代の友人から結婚式に誘われて行ってきた。 2泊3日を強要する罰ゲームみたいな旅行になったのだが懐かしいメンツが集まって同窓会のような状態になった。
久しぶりに会ったメンバーは相変わらず頼もしく、仕事も遊びも大充実してそうだった。 
ふしぎな話だが、この30人ほどに渡る元不良グループは全員がとにかくモテるのだ。 昔から今でも。
最初からモテる人間が選ばれて集まったわけでもない。 さほど顔が良いとか特にお金持ちなわけでもない。 とにかく人間力が高いのだ。
じゃあなぜ人間力が高いかっていうと、高校時代に見本となる人間を中心に30人が一丸となって異常に長い時間を共有し共同生活(家にも帰らずにずーっとオールして遊んでることを指す)をしているうちに
基本的な思考癖がパンデミックを起こして感染していったからだ。ナンパは10回すれば1回くらいは誰でも形になる。だから諦めないで一日10回やってみる事。 顔で負けててもトークで頑張れば勝てる事。 押しの強さが命、一度ふられても諦めない事。青春時代に培ったいろんな思考癖がみんなの間で今でも共通の価値観になっていることを再確認した。
病が伝染するのであれば、思考の魔法もまた伝染するのだ。

※だが僕には友達は居ない

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