悲しいかな、人は運命によって才能やセンスが初めから与えられている

平等なんて嘘で、同じように育ち同じように勉強をしても学力の差は大きく広がる

絵を描かせたって、運動させたって同じだ

だけど後からいくらでも鍛えられるものがある

それが心であり、それはいくらでも強くすることができる。

そして心を強くしていくことが皆に等しく神（的なモノ）によってこの現世に与えられた仕事だと思う

 

心を手っ取り早く育てる方法は

「過去一番辛かったことに立ち向かいそれを乗り切ること」

 

分かりやすい例を出そう

僕の過去ですごく辛かった時期の１つに中学３年生の時がある

大きな抗争がはじまり（とはいっても可愛い不良中学生レベルだが）

毎日毎日決闘を申し込まれ、多勢に無勢、相手はナイフを振りかざしてくるような連中も多く

間違ったら刺されて死ぬかもな　という時期が１年近く続いた

明日起きたら死ぬかもしれない、なんて思いながら寝る日々、もう生きた心地がしない

やがてそんな時期も終わり平和に戻ったころ、自分の中で一皮剥けたのを感じた

「ああ、明日死なないんだ！？」

 

その後起こる辛い事、試練のようなことは

毎日殺される思いで過ごした日々に比べたら全然マシに感じるようになり

心が強くなったのを感じた

 

やがてそれらを更新するような辛い事もいくつか起こり、乗り越える度に

何が起きても動じにくい心が育っていくのを体感していく

 

今流行りの人種「本気だしてないもん～」なんて安全地帯からスカして生きている子は

どうしてもメンタルが弱い、不安定だ

辛い事に自ら立ち向かわす、逃げてばかりの人生だったから

ほんの少し辛い事があるとパニックを起こして歩みを止めてしまう

 

一言でいえば修行不足

 

運動部の人に優秀な人が多いのは、運動を通じて死の淵を何度も覗いてきたから辛い事に立ち向かう耐性が高いのだと個人的に思ってる

 

自ら試練を課し、目標を課し、それに立ち向かって、ボロボロになって、それでも生還してきたら

見える景色が大きく変わっていく

人生が幸せに感じるように変わっていく